Archive for February, 2009
http://www.gimpusers.de/tutorials/security-icon-erstellen.html
このチュートリアルは上のアドレスで myke さんが(12. Sep 2007 22:05)に
作成されたものを鉄が日本語訳したものです。
環境はGIMP 2.4 が対象です。
このチュートリアルでは実用的な「盾シンボル」(例えばセキュリティ警告で使えるような)を
GIMPで作成する方法を myke がお伝えします
1.まず適当な大きさで新規画像を作成する
ここでは320×240のサイズで背景には明るめの灰色(#eaeaf0)を使っています。
2.始めに基礎的な盾の形を作っていきます。
パスツールを使い参考画像にあるように3つの点を打ちます
3つ目の点から1つ目の点に繋ぐ時はCtrlキーを押しながら行います。
次にCtrlキーを押しながら点を選択しマウスを動かすことによって
それらしい形に整えてください
右クリックで出るメニューの[表示]->[ズーム] で 200% や 400% に拡大すると作業がしやすいですよ。
3. メニューの [選択]->[パスから]で選択範囲を作成ます
次に新しいレイヤー背景色透明で前面作成して、新しくできたレイヤーの選択範囲を白で塗りつぶします。レイヤーに「基礎部分」と名前を付け選択部分を解除してください。
4. より良い効果の出すためにドロップシャドウを行います。
[フィルタ]->[光と影]->[ドロップシャドウ]で下の値を入力してください
オフセット: 0
ぼかし半径: 5
色: 黒
不透明度: 80
5. 今、全体はこんな感じです
6. 今度は立体的な効果を整えていきましょう。
まず”陰影”という名前で新しいレイヤを作り、そこに黒のレイヤマスクを追加します。
次にレイヤ「基礎部分」を選び右クリックの「選択領域をアルファチャンネル」で選択を行い
その選択をつかいレイヤ「陰影」のマスクを白で塗ります。
選択領域を解除し「陰影」のマスクじゃない方を選んで置いてください
ここで、ツールの前景色が「黒」になっていることを確認しグラデーションツールの「前景から透明に」で下の画像のようにグラデーションをかけてください。
7. 次にレイヤ「陰影」の不透明度を10〜30の間で設定してください。
ここでは15を選んでいます。
8. ここで盾の形状を作っていきます。また新しいレイヤをつくり白で塗りつぶし、名前を「形状」とします。さっきと同じようにレイヤ「基礎部分」から選択部分をつくり、その選択領域を[選択]->[選択領域の縮小] で 2 ピクセル 縮めます。選択領域を黒で塗り潰したら選択領域を解除して、筆ツールで白の帯を描きましょう。(ヒント:Shiftを押しながらで直線が引けます)
9. さて、次は角を丸めましょう。[フィルタ]->[ぼかす]->[ガウシアンぼかし]を半径5であてて[道具]->[色ツール]->[カーブ]で下の画像のように設定します。角が取れたのでここで白色を透明色に変えてしまいましょう。[色]->[色を透明度に]->[白]で行えます。ここでレイヤ「形状」を目のアイコンをクリックして不可視に設定しておきます。さて、これで色を塗るための形状が作れました。
10.
レイヤ「形状」をコピーし不可視属性をはずし「色」と名付けます。塗りつぶしツールのモードを「スクリーン」にして好きな色で塗りつぶします(#274383など)
11.レイヤ「色の陰影」を新しく作り、レイヤ「基礎部分」から選択範囲を取得し2ピクセル縮めます。
色塗りに使ったものより暗い色(#13295aなど)を選択しグラデーションツールの「形状」を形状広がり(角張った)にしグラデーション方向を逆さまにします。マウスをドラッグしてグラデーションをかけて、黒のレイヤーマスクを挿入し、レイヤ「形状」から透明部分を取得して選択部分を白で塗りつぶします。
12.レイヤ「陰影」を複製し、内容を消去します。そしてそのレイヤを一番上まで持っていき不透明度を100%にします。
グラデーションツールの形状を Linear に戻し 「白から透明」のグラデーションを画像のようにかけます。
好みによってモードを微粒結合に変えてもいいでしょう。
13
次は鏡効果を出します。方法は、まずレイヤ「背景」を不可視にしておいてから[編集]->[可視部分をコピー],[編集]->[貼り付け],[レイヤ]->[新規レイヤ]. そこでレイヤを垂直反転して下の方にずらします。レイヤマスクを追加して白から黒のグラデーションを上から下にかけます。レイヤに「反射」と名前をつけて不透明度を30%に設定します。ここでレイヤ「背景」を可視状態に戻しておきます。
14. 基本的にはもうこれで完成ですが、ここでもう一つステップを追加しておきましょう
明るめの色の文字を書いて、それを45度回転、レイヤを画像に合わせて動かして半径5で影を落としましょう。白のグラデーションがかかってるレイヤ「陰影コピー」を一番上に持ってきて、これにて終了。
15.レイヤの一覧
16.その他のバリエーション
17.応用例
この文書のライセンスは以下。
http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/at/deed.ja
http://0bbs.jp/gimproject/1970/w で
無名さんが良い感じの3Dのロゴの作り方を
詳しく解説してくれていたので
それをScript-Fu化しました。
正式に立体化してるわけではないので
3Dのモデルのような動きはできません。
ファイル->画像の生成->ロゴ->Fe Logo 3D
から呼び出せます。
★2009/05/28
ひよこさんのリクエストにこたえて
ぼかしの有無の設定、装飾のオフセット方向の設定機能追加。
Download : (2つとも必要です)
fe-logo-3d.scm
0-fe-util.scm
動作確認 : GIMP 2.6.5 Portable
Scriptの導入はこちらを参照してください
http://www.geocities.jp/gimproject/scripts/kaisetu.html
複数のレイヤを一枚のレイヤにマージして並べます。
[レイヤー]->[レイヤを並べる]から呼び出せます。
2009/06/26 修正,機能追加
Download : fe-lay-out-layers.scm
動作確認 : GIMP 2.6.5 Portable
Scriptの導入はこちらを参照してください
http://www.geocities.jp/gimproject/scripts/kaisetu.html
不可視レイヤを一つずつ順番に可視レイヤ全てと合成して保存します。
背景や反射光などを可視レイヤに設定し
ロゴの文字などを不可視することで一括でそれらの保存が行えます。
C:\Document and Setting\user name\.gimp-2.4(2.2)\scripts\
に
save-each-unvisible-layer-combined-all-visible-layer.scmを保存してください
メニューの[ファイル]->[Save unvisible with visible]で呼び出せます
GIMP2.4で動作確認しています
なおこのスクリプトはいっちーさん作の
continuous-save.scm を改造して作られています
http://www004.upp.so-net.ne.jp/iccii/files/script/continuous-save.html